3/18(木) 19:22配信関西テレビ
京都弁護士会に所属していた弁護士が、成年後見人として預かっていた口座から2100万円を着服したとして在宅起訴されました。 業務上横領の罪で在宅起訴されたのは、京都弁護士会に所属していた、元弁護士の川村暢生被告(53)です。 起訴状によりますと、川村被告は、2018年11月からの1年間に成年後見人を任されていた人の口座から現金計2100万円を引き出し、着服した罪に問われています。 成年後見制度は認知症などの理由で判断能力が不十分な人の財産管理や法律面からの支援を行うものです。 去年、家庭裁判所からの告発を受けて、京都地検が捜査をしていました。 川村被告の認否は明らかにされていません。
引用 関西TV
>元弁護士の川村暢生被告(53)です。
元弁護士とありますが、成年後見人になって横領したのは京都弁護士会に在籍中、現役弁護士の時です。ネットで検索するとまだこれが出てきます。
事務所名 よつば法律事務所
住所 京都府 京都市中京区二条通河原町西入る榎木町84 森ビル2階
やったな!京都弁護士会?
元弁護士というからにはいつ辞めた、いつ登録取消をしたか、調査してみました。
(弁護士は登録取消、登録換えは全て官報に公告として掲載され日弁連広報誌「自由と正義」に掲載されます。)
2021年3月23日付官報
2021年2月16日 請求 登録番号27554 川村暢生 島根県
島根県弁護士会で登録取消をしたことが判明しました。つまり、2月16日までは京都弁護士会の弁護士ではなく島根県弁護士会の弁護士だったのです。報道するのなら島根県弁護士会の弁護士とするべきです。
2021年2月16日は弁護士登録取消が完了した日付です。原因の請求とは自己都合で弁護士自身が取消請求をした。他には死亡、法17条〇号(懲戒処分、刑事事件で有罪判決、破産)があります。
それでは、京都から島根にいつ登録換えしたか、「自由と正義」2020年10月号に足跡がありました。
自由と正義2020年10月号 登録換え公告
2020年7月14日 川村暢生 登録番号27554 新弁護士会 島根県 旧京都
家庭裁判所が2018年11月から1年間着服したということで川村弁護士を刑事告発をした。いつ告発したのか記事にはありませんがおそらく2020年の春ごろではないでしょうか?
2020年7月14日に島根県弁護士会に登録換えが認められたということは半年前に登録換えを申請しなければ7月14日に間に合いません。島根の弁護士会の常議委員会で認められること等、申請完了まで約半年を要します。
時系列(推測です)
2018年11月 横領開始 (京都弁護士会)
2019年11月頃 家裁に横領していいたことが発覚 (京都弁護士会)
2020年春頃 京都家裁が刑事告発 (京都弁護士会)
2020年春頃 登録換え準備
2020年7月14日 登録換え 完了 (島根県弁護士会入会)
2021年2月16日 登録取消 島根県弁護士会
つまり、2020年春に家裁から刑事告訴され即刻、島根に登録換えしたということになります。もちろん京都弁護士会は知っていたでしょう。これで厄介払いできて良かったと思ったことでしょう。懲戒請求が出る前に登録換えを認めたのでしょう。確実に懲戒請求の申立てが出る前に京都から出て行ってくれたらありがたいと・・・
島根で弁護士活動したこと法律事務所を開設した形跡は見つかりませんでした。島根にいたのはたったの半年です。迷惑なのは島根県弁護士会、横領容疑で刑事告訴された弁護士を喜んで受け入れるわけがありません、特にこの時期島根県はある弁護士の横領弁護士のため対応に苦慮していた時期です。
報道で「また島根の弁護士が!」と言われたくないでしょう、
島根県弁護士会のホームページに弁護士紹介があります。この弁護士紹介の更新の日付けは2021年2月16日となっています。川村弁護士の登録取消完了日とまったく同じです。こんな偶然あるでしょうか。
島根県弁護士会 会員名簿 2月16日付
https://www.shimaben.com/files/original/2021021614110935900a8548b.pdf