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福島県弁護士会綱紀委員会、綱紀調査ナシで懲戒請求を棄却
 
    福島県弁護士会 平成24年(綱)第12
    対象弁護士 堀合郁雄(34799)弁護士法人ブレインハート法律事務所
                    主 文
  対象弁護士に付き懲戒委員会に事案の審査を求めないことを相当とする
                    平成2537
                福島県弁護士会綱紀委員会
                 委員長 平松敏郎 
 
福島県弁護士会所属の堀合郁雄弁護士に対する懲戒請求は綱紀調査ナシで棄却となりました
綱紀調査とは懲戒請求を出した請求者に対象弁護士にどのような非行があったのか、証拠はあるのかと弁護士会の綱紀委員が聴聞をすることです
この調査は絶対におこなうよう日弁連からの指示が出ていますが福島県弁護士会綱紀委員会は調査もせず弁護士の言い分だけ聞いて処分ナシの議決をしました。
それではどのような非行があり、どのような言い訳をしたのでしょうか
 
【堀合郁雄弁護士が懲戒請求者に言ったとされる内容】
   うちの事務所はサラ金の過払い金がなくなったら潰れる
ボス弁はゴルフばかりで役に立たないが自分がいるから持っているようなものだ。ボス弁は調停委員もやっているから何とでもなる。自分に文句があるならボス弁に言え。桜木町に住んでいるから行って来い
 
福島あたりの裁判官なんて全員出世に外れた奴らなんだから、どうにでもなる
 
(うちの事務所とは福島では最大手の弁護士法人ブレインハート法律事務所のことです。ボス弁とは菅野晴隆弁護士のことです)
【堀合郁雄弁護士の上記発言についての弁明】
 
いずれも事実無根であり否認する
懲戒請求者が対象弁護士の発言として記載する内容は発言はおろか、対象弁護士が考えたこともない内容であり、かかる発言は一切ない。
対象弁護士の所属する法律事務所がいわゆる過払い返還を含む債務整理事件を相当数扱っていることや、当事務所の代表社員菅野晴隆弁護士が家事調停委員をしていること、代表役員が桜木町であることやゴルフをすることなどはいずれもインターネットで検索すれば誰でも知ることができるものであるがいずれの事項も今回の事件とは関係ないし関連が薄いものであり、かつ、事件の相手方に話す理由も必要性も全くないものであっていかなる文脈においても対象弁護士が請求者に発言するはずがないものであることから、これらの発言が存在しないことは明らかである
 
以上が堀合弁護士の弁明です。
ボス弁菅野弁護士は役立たずでゴルフばかり行っているとのことですが懲戒請求者とボス弁は面識もなくゴルフをやっていることはネットで検索すれば分かると弁明していますが請求者にはボス弁がゴルフが好きかどうかそのような件に興味もない話であり堀合弁護士が言わなければ知りえないことです。
ネットで菅野弁護士のゴルフ好きが載っているのはこれ一つだけである。
 
桜木町に住んでいるから行ってこいということも懲戒請求者にとってどうでも
いいことで、実際にはボス弁が桜木町に住んでいることも知らなかった。
 
①ボス弁が役立たず、ゴルフ好き
②事務所は過払いがなくなれば潰れる
③この事務所は俺で持っている
④ボス弁は桜木町に住んでいる
以上は請求者にとってどうでもいいことで、これで懲戒処分にしろとは思っていないのです。ただこういう細かい請求者が知らなくてもいいことまで知ったのはやはり堀合弁護士が言ったからとなります。
 
問題は
   ボス弁は調停委員もやっているからなんとでもなる。
これを離婚事件の相手方に言ったことである。こんな事を離婚事件の相手方代理人弁護士に言われたらあなたならどう思いますか。
この若い弁護士の所属する事務所は福島では最大手かもしれない。力があるのかも知れない。しかしそれを傘にかかって慣れない裁判所で緊張している法律に素人の人間に言う必要があるだろうか
自分で福島の最大手の法律事務所をしょって立っていると言うのならもう少し
相手方に配慮した言動をすべきではないのか、法廷外で素人を脅して何が
したいのでしょうか
俺たちはなんとでもできる力を持っている訴えてきてもムダだ!と言いたい
のでしょう。
これこそが弁護士のおごりであり裁判を馬鹿にしている証拠ではないのか。
 
    福島あたりの裁判官なんて全員出世に外れた奴らなんだから、どうにでもなる
 
どうにでもなるとはどのようになるのでしょうか
この発言だけは絶対に否定しなければならないでしょう。
この発言も法律や裁判制度に素人の懲戒請求者こそ考えもつかないことです。裁判官がどこに異動、転勤したら出世コースなのかそんなことは素人にはどうでもいいことです。知る必要もありません。また実際に。知らなかったことです。福島の裁判官は出世に外れた奴が来ると堀合弁護士はいつも思っているからこそこういう言葉が出てくるのではないのでしょうか
この発言をまとめると
ボス弁は調停委員をやっていて力があるからお前のいうことなどなんとでもなる。福島の裁判官は出世に外れている奴らだから弁護士のいうとおりになるのだ。
離婚事件で相手弁護士からこんなこと言われたらたまりませんわ
 
非行があるかどうかを審議する平松綱紀委員長とボス弁の菅野弁護士とは2009年の弁護士会会長と副会長の仲です
 
【福島県弁護士会綱紀委員会の議決】
懲戒請求者主張の懲戒請求事由の発言の事実を対象弁護士も争っていてさらに、この事実を認定する証拠はない、よって懲戒事由の要旨の事実を認定することはできない
 
とんでもない決議です。
この事実を認定する証拠はない!
と決めつけていますが、懲戒請求者に証拠の提示をする機会を与えなかったのではないですか。証拠を見たくなかったのではないのですか
堀合弁護士だけの言い分を聞いてそんなことは言っていないとどうして
議決ができるのでしょうか
処分ナシと決議するなら、懲戒請求者を呼び証拠はどこにあるのだと
聞いてから判断すべきです。
 
結局、綱紀委員会は懲戒請求者を呼び事情や証拠の提出も求めないで
議決したのは懲戒者が証拠を持っていることを知っていたからにほかならないのです。
 
もし一般企業や一般社会ならどうでしょう
上司であり責任者のボス弁や弁護士会の幹部が堀合弁護士に
「このバカ者、裁判官になんということをお前は言ったのだ。
さっさと謝ってこい」 懲戒出される前に始末してこい!
というのが世間の常識。人を使う指導者や幹部のありかた。
しかし、そんなことは言っていない事にしろ、早くごまかせ。何も言っていないことにしろ、俺たちも隠ぺいに協力すると弁護士会ぐるみでしたのです。
  
懲戒請求者は日弁連に証拠を持って異議申立をします。
この弁護士のくだらない発言が懲戒請求の事由のひとつですが
もうひとつ重大な問題があります。
次回
福島県弁護士会綱紀委員会の掟破りの議決
福島県弁護士会のカラクリ
綱紀調査について(京都の件)
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