破産の東京ミネルヴァ法律事務所 過払い金流用疑いで一弁が懲戒手続き開始

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第一東京弁護士会(一弁)は7日、消費者金融会社から回収した過払い金を流用した疑いがあるとして、一弁所属の弁護士法人、東京ミネルヴァ法律事務所(代表・川島浩弁護士)の懲戒処分に向けた手続きを始めたと発表した。東京ミネルヴァは東京地裁から破産手続き開始決定を受けている。  

一弁によると、東京ミネルヴァは、回収した過払い金を依頼者の意思に反して流用した疑いがある。依頼者に連絡や説明をしないまま業務を停止したことも、弁護士法が定める懲戒理由に当たるとしている。一弁の綱紀委員会が懲戒相当と判断すれば、さらに懲戒委員会が審査して処分を決める。  

東京ミネルヴァは2012年4月に設立。過払い金請求訴訟やB型肝炎給付金請求訴訟を手掛け、規模を拡大したが、20年6月になって、依頼者から「事務所と連絡が取れない」との相談が一弁に寄せられるようになった。一弁が6月、東京地裁に破産開始を申し立て認められた。負債総額は51億円。

引用毎日https://news.yahoo.co.jp/articles/8c7f3944f04deae0faa992031e226a87bd488130

弁護士自治を考える会

 

第一東京弁護士会はいったい誰を懲戒処分しようとしているのか? 弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所なのか?

それとも代表弁護士の川島浩弁護士に対してなの??

弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所へは第一東京弁護士会が会請求で破産を申請して東京地裁から破産手続き開始決定を受けている。代表弁護士の個人の破産は不明

第三十条の二十三 弁護士法人は、次に掲げる理由によつて解散する。
一 定款に定める理由の発生
二 総社員の同意
三 他の弁護士法人との合併
 破産手続開始の決定
五 解散を命ずる裁判
六 第五十六条又は第六十条の規定による除名
七 社員の欠亡

弁護士法人ミネルヴァ法律事務所には懲戒処分をしようにも解散をするので処分は出せないし、出しても意味がありません。とすると

記事の本文にある。

一弁によると、東京ミネルヴァは、回収した過払い金を依頼者の意思に反して流用した疑いがある。

川島浩弁護士(一弁)に対する懲戒請求と見るのでしょう。これもおかしい話です。過去、弁護士の巨額横領の苦情が所属弁護士会にあれば、弁護士会の役員は何とか破産してもらえないだろうかと横領弁護士を追い詰めます。

福岡の6億円横領弁護士は記者発表の時は既に破産を申立て元弁護士、岡山の9億円横領弁護士は逮捕後、1審の途中で債権者破産をしてくれと岡弁が被害者に頼み込んで破産しようやく元弁護士になった、釧路の元会長も1億円横領後、自殺し四九日まで弁護士会は公表せず、その間に破産申請し発表は元弁護士会長。

とすると、川島浩弁護士は個人の破産を申請していないのでしょう。川島浩弁護士にも言い分があると思います。横領していない。横領したのは実質経営しているもので私ではないと言いたいのでしょう。破産に抵抗しているのでしょう。

一弁が本来すべきなのは、懲戒請求ではなく刑事告発です一弁は刑事告発ができないのは何か事情があるのでしょうか。一弁が言いたいのは、被害者に弁済はしません。弁済しないのが弁護士自治です。当会は法的に処理しています。

川島浩弁護士が横領で刑事告発されればどのくらいの刑罰になるかは弁護士なら承知の上です。

一弁はマスコミを使って川島弁護士を追いこんでいるのではないかというような本日の報道です。

                                    弁護士横領 刑期の相場
氏 名 所属 横領金額 求 刑 判 決 返済 懲戒
梁英哲 大阪 5200万 懲役6年 懲役4年6月 × 除名
安村友宏 兵庫  4978万 懲役7年 懲役5年 × なし
高橋浩文 福岡 約6億円 懲役15年 懲役14年 破産 なし
福川律美 岡山 約9億円 懲役15年 懲役14年 破産 なし
玉城辰巳 大阪 550万 懲役2年6月 懲役2年6月 × 停止1年
関根栄郷 二弁 2000万 懲役4年 懲役3年 × 退会
田中英一 大阪 6000万 懲役5年 懲役4年6月 × なし
徳田常光 香川 420万 懲役2年 2年猶予5年 停止2年
松原厚 東京 4200万 懲役7年 懲役5年 × なし
関康郎 東京 1270万 懲役4年 懲役2年6月 × なし
中川真 静岡 1460万 懲役3年 3年猶予4年 なし
家木祥文 大阪 1900万 懲役4年 3年猶予5年 なし
谷口玲爾 広島 1億円 懲役7年 懲役5年 × 除名
廣嶋聡 愛知 1500万 懲役4年 3年猶予5年 なし
楠見宗弘 和歌山 1500万 懲役5年 懲役3年6月 除名
渡邊栄子 岩手 5400万 懲役6年 懲役5年 × 除名
冨田康正 大阪 約3億 懲役9年 なし
島内正人 福岡 1370万 懲役6年 懲役5年 × なし
渡辺和也 福岡 1900万 懲役4年 3年猶予5年 なし
小幡一樹 福岡 1900万 懲役2年6月 2年6月猶予4年 なし
松田豊治 一弁 1260万 懲役3年 3年猶予5年 除名
上田勝敬 札幌 3300万 懲役5年 懲役4年 × なし
本田有司 二弁 3億円(詐欺) 懲役12年 懲役10年 × 除名
金尾典良 広島 1700万円 懲役5年 懲役3年6月 × 除名
島崎聡 愛媛 2200万 懲役3年 3年猶予5年 なし
楠元和貴 神奈川 5500万 懲役6年 懲役4年6月 一部 なし
小林正憲 栃木 100万 懲役2年6月 2年6月猶予5年 破産 なし
久保田昇 大阪 約5億 懲役13年 懲役11年 × なし
渡部直樹 一弁 約1億 懲役7年 懲役6年 × なし
渡辺直樹 愛知 1820万 懲役4年 懲役2年4月 一部 抹消
比嘉正憲 沖縄 7500万 懲役8年 懲役7年 × 除名
永野貫太郎 二弁 2166万 懲役4年 懲役2年6月 不明 除名
菅谷公彦 東京 7100万 懲役8年 懲役6年 × 除名
洪性模 大阪 18200万 懲役5年 × なし

破産すれば処分はありません。弁護士会も厄介払いができます。弁護士会に苦情があっても、そんな弁護士は当会にはいませんと逃げることができます。この毎日新聞の記事はどういう事でしょうか?川島弁護士に対し破産をしないのであれば懲戒処分をする。早く一弁を出ていけ、会に迷惑をかけるな!という記事を書かせたのではないでしょうか。刑事告発になれば懲役10年以上は覚悟しなければなりません。一弁は現役弁護士として今後逮捕、起訴されたくないでしょう。

 

第七条 次に掲げる者は、第四条、第五条及び前条の規定にかかわらず、弁護士となる資格を有しない。
一 禁錮以上の刑に処せられた者
二 弾劾裁判所の罷免の裁判を受けた者
三 懲戒の処分により、弁護士若しくは外国法事務弁護士であつて除名され、弁理士であつて業務を禁止され、公認会計士であつて登録を抹消され、税理士であつて業務を禁止され、又は公務員であつて免職され、その処分を受けた日から三年を経過しない者
四 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者

樫塚紘之法律事務所 公式サイト

ご連絡

この度、世間お騒がせしておりますことに対して、弊所が現在行っている状況をご報告させていただきます。

※樫塚紘之法律事務所は弁護士法人オーガスタへ変更を致す予定です。

まず東京ミネルヴァ法律事務所が関与するリーガルビジョンに関して、樫塚紘之弁護士と、その法人であるオーガスタは何等の関係性もございません。

今回の騒動に対して、代表の樫塚と勤務する従業員は、依頼者保護の信念に基づいて毅然と行動しております。

また、保護を目的として引き継いだ依頼者の皆様、債権者の皆様には、電話が繋がらない等、ご心配をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。
現在回線を増設し、御依頼者の不安を拭うことを第一とし、対応しているところです。

このような事態を鑑み、外部の第三者機関より顧問弁護士を選任し、現状を改善すべく苦慮しているところです。
第三者機関の顧問弁護士より適切な見解を頂き、東京ミネルヴァ法律事務所と同じ事態に陥らないよう業者選定から徹底しております。今後も透明性を図ってまいります。

東京ミネルヴァ法律事務所と契約があった方の引き継ぎに関して現在、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会に全ての経緯を報告し対応しております。

以上