10月27日 大阪弁護士会元会員吉村卓輝業務上横領容疑で逮捕、会長談話

大阪弁護士会の元弁護士吉村卓輝の逮捕に関して大阪弁護士会は会長談話をHPで公開しました。

弁護士会の派閥の資金を管理していながら約2000万円を横領し退会命令を受けて一応元弁護士となっています。大阪弁護士会は今年3人目の逮捕となりました。大阪弁護士会会長の川下清弁護士は日弁連の副会長でもあります。

 

 

 

元会員逮捕に関する会長談話

元会員逮捕に関する会長談話

本日、当会の元会員吉村卓輝が大阪府警察に業務上横領被疑事件で逮捕されたことについて、当会としては、元会員のこととはいえ、極めて厳粛に、重大なこととして受け止めています。
 報道によれば、元会員は、職務上依頼者から預かって法務局に供託していた多額の金銭を着服したとされており、事実であれば弁護士の職務に対する社会的信頼を大きく損なう事件です。
 当会は、上記事案と同種の案件につき厳正な手続を経て既に同人を退会させておりますが、今回の逮捕報道を受け、全会員が日々の職務をより一層適正・誠実に行うよう心がけるとともに、会員の非行事案に関し迅速・厳正な処分を行い、綱紀の確立に向け一丸となって努力する所存であります。

2020年 (令和2年)10月27日
        大阪弁護士会      
         会長 川下  清

報道

訴訟手続きの供託金800万円着服 大阪の元弁護士を逮捕

10/27(火)

大阪の元弁護士の男が依頼人から預かっていた、訴訟手続きに必要な供託金800万円を着服したとして逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、大阪弁護士会に所属していた元弁護士・吉村卓輝容疑者(38)です。吉村容疑者は去年2月、依頼人の女性(70代)から預かった訴訟手続きに必要な供託金800万円を着服した疑いがもたれています。依頼人の女性は2017年、大阪府内の不動産会社に貸した金の返済をめぐるトラブルで、吉村容疑者に返還請求などを依頼していました。その後、和解が成立しましたが、吉村容疑者は法務局から返ってきた供託金800万円を女性に渡さなかったということです。吉村容疑者は警察の調べに対し「預かっていた800万円を使い込んでしまったことに間違いない」と容疑を認めています。吉村容疑者は今年9月、会計を担当していた所属する会派の口座から1980万円を無断で流用したとして、大阪弁護士会を退会処分になっていました。元弁護士が供託金800万円横領容疑で逮捕 別の2000万円の私的流用で懲戒処分も

10/27(火) 引用 https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_8293.html