故人の親族らと共謀 弁護士が偽の遺言書を作成し、起訴される

依頼者と共謀して偽の遺言書を作成したとして、神戸地検は有印私文書偽造・同行使の罪で、兵庫県弁護士会所属の弁護士の男(43)=同県淡路市=を起訴した。7月31日付。  起訴状によると、男は故人の親族ら2人と共謀して1月、自筆証書遺言1通を偽造し、大阪家裁に提出。また別の故人の親族2人と共謀して4月、自筆証書遺言1通を偽造し、同家裁に提出した。地検は認否を明らかにしていない。  地検は7月31日、共謀した依頼者4人を不起訴処分とした。理由を明らかにしていない。  県弁護士会によると、男は洲本市で法律事務所を経営。同会は同日、男を懲戒請求した。同会の聞き取り調査に偽造を認めているという。

弁護士自治を考える会

地元の新聞は遠慮があるのでしょうか、弁護士の氏名を公表しません。

寺岡亮裕弁護士 登録番号43581 菜の花法律事務所 兵庫県洲本市栄町20-3-22

県弁護士会は懲戒請求(会請求)をしたということですが、起訴され有罪になれば弁護士登録は抹消されます。それまでに懲戒処分が出ますでしょうか。そして出した処分が「戒告」とか「業務停止1月」では天下の笑いものになります。業務停止1年~2年を受けているから裁判所に執行猶予判決を求めるという方法しか弁護士会が庇う方法はありません。

過去に弁護士が判決文偽造、示談書偽造はいくつもあります。交通事故の示談書で示談金2000万円を1000万円に偽造し差額を懐に入れるという手法。事件放置がバレることを恐れて裁判所の訴状の受付印を偽造した。判決文を偽造した。ご丁寧に準備書面を偽造した弁護士など数多くいます。特に珍しいことではありません。

しかし、遺言状を偽造したのは初めてだと思います。依頼者に頼まれれば弁護士は何でもやりますという事でしょう。地検がどのような求刑をするか、兵庫県弁護士会がどのような処分を出すか、判決までに間に合うか見て行きましょう

弁護士・2020年今年の逮捕者・起訴・有罪判決

判決文・委任状・証拠等偽造した弁護士の懲戒処分例(2)