東弁会報リブラhttps://www.toben.or.jp/message/libra/
東京弁護士会の会報リブラに公表された弁護士懲戒処分の要旨、
業務停止以上の処分を受けたときに公表されます。この後日弁連広報誌「自由と正義」にも処分要旨が掲載されます。
2021年12 月号は1件の処分が公表されました。
田中宏明弁護士の懲戒処分の公表

報道がありました

弁護士会の会費滞納で退会命令=東京 10月21日 読売新聞都内版
 東京弁護士会は20日、同会所属の田中宏明弁護士(55)を13日付で退会命令の懲戒処分にしたと発表した。 発表によると、田中弁護士は2017年9月分から19年5月分までの同会と日本弁護士連合会の会費など計約71万円を滞納したとしている。

 東京弁護士会によると、田中弁護士は再三の督促に応じないまま、同年6月分以降も引き続き滞納。同会の調査に対し、田中弁護士は「病気で会費を支払えない」などと説明したという。読売新聞 都内版 10月21日

懲 戒 処 分 の 公 表

本会は下記会員に対して、弁護士法第57条に定める懲戒処分をしたので、お知らせします。

      記

被 懲 戒 者      田中宏明(登録番号26086)

登録上の事務所      東京都新宿区大京町4-6 オオタケ第5ビル203号

             田中宏明法律事務所

懲戒の種類        退会命令

効力の生じた日      2021年10月13日

懲戒理由の要旨

被懲戒者は本会会費並びに日本弁護士連合会会費及び同特別会費を2017年9月分から2019年5月分まで(21カ月分)の合計70万9800円を滞納した。被懲戒者のこの行為は弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に当たり、かつ2019年6月分以降の各会費も滞納している状況が続いていることから、退会命令を選択する。

2021年10月20日 東京弁護士会会長 矢吹公敏

過去には223万円、266万円の滞納で処分しておきながら、今回は病気で払えないという弁護士の説明があったにもかかわらず、過去最少(行方不明は別)の70万円の滞納額で退会命令を下した。

血も涙もない東京弁護士会、高齢や病気の弁護士の非弁屋への名義貸しが増える原因では!?

東京弁護士会の会費滞納処分
■ 2016年1月 東京  223万円 退会命令 
■ 2010年7月 東京  266万円 退会命令  最高滞納金額

■ 2020年4月 東京 21159 退会命令  100万6300円 29か月分

■ 2021年  東京 24821 退会命令  116万600円 34か月分

■ 2021年2月5日 東京 24827 田中純子  約60万円 連絡取れず 

■ 2021年4月15日 東京 13843 103万円滞納(弁済)業務停止5月 2021年9月号

■ 2021年10月21日 東京 26086 70万9800円 退会命令 21年10月13日(行方不明以外最小金額)

 

 

弁護士会はいつまで会費滞納を認めてくれるかデータ!「弁護士自治を考える会」2023 年12月更新