弁護士の懲戒処分を公開しています。
弁護士の懲戒処分の理由のひとつに「事件放置」とよばれる処分があります。

着手金を受けながら事件処理に着手しない、 着手するがその後放置する。

弁護士会の下す処分の大多数は「戒告」です。「戒告は蚊に刺された程度」と言った弁護士もおりました。『戒告』は二度と間違いを犯すなという注意勧告ですが、事件放置は2回目3回目も戒告です。

あなたはどちらを選びますか?!

① 依頼者のために少々の倫理違反があっても相手と闘ってくれる弁護士

② 依頼者の態度が気に食わないと事件放置する弁護士。

東京三会の事件放置の特徴 

東京三会の事件放置の特徴は「非弁提携」がらみが多いのが特徴です。弁護士ではないNPO法人や行政書士らが全国各地にチラシをまいて過払い請求の事件の客を集め弁護士に紹介する。ところが、過払い請求の事件以外に「離婚事件」、「相続事件」、「破産事件」も混じることがあります。面倒な事件、儲からない事件は放置されます。弁護士会は[事件放置]の原因が非弁提携であるとは知っていますが、無能、高齢、借金漬け弁護士も会費を納めてくれる弁護士のうちですから預り金横領以外厳しい処分はしません。

事件放置の特徴 

① 忙しい、めんどくさい。

② 私に、こんな事件をよく持ってきたな。放置してやる。

③ 私に依頼者が生意気に指図をした。放置だ。

④ 自分の処理件数の能力を超えてしまい放置。

⑤ 先を見通しで負けるに違いないと判断し放置

⑥ 非弁提携で非弁屋が勝手に仕事を取ってくる。

⑦ やったことない難しい案件で放置

⑦ ほんとに忘れた。

⑧ 依頼者と報酬でもめた。

事件放置から横領事件へと進む。

事件放置して依頼者から着手金の返還を求められたがとりあえず他の依頼者の預り金を流用、そこから自転車操業が始まり多額の横領事件となる。判決文偽造して裁判提起しています。という弁護士もいました。横領弁護士になるのも事件放置からです、処分が甘く業務に支障も出ず、処分を知らない依頼者が被害に遭うのです。弁護士会は対策も対応もせず他にも弁護士がいるのに、わざわざこんな弁護士に依頼した、あなたの自己責任と運の無さと思っていることでしょう。大阪の場合5回目の事件放置で業務停止3月の処分です。

依頼者はどのような弁護士選びをすれば『事件放置』されないか! チェックポイント

① 事件放置は再度処分を受ける場合が多くネット検索で処分理由が「事件放置」と出れば要注意。

② ひとり事務所要注意。

③ タワマンに事務所があるから安心して金貸して、放置、という(大阪)弁護士。

タワマンは分譲ですから法務局で建物の謄本を取得し調査しましょう。見栄っぱり弁護士は注意。

④ 高齢弁護士要注意、登録番号が新しくても元裁判官元検事の場合もあり相続、離婚など依頼事件が長期間となるものは注意 

⑤ 弁護士会役員は注意。忙しいので相手にしてくれません。新人が担当するケースも多く。慣れない家事事件は放置されます。

また弁護士会長や役員だからと相手方が怯むなど決してありません。

⑥ 着手金が相場以上。着手金が高いから裁判に勝ってくれるとは限りません、負け戦だから高い。着手金で腹いっぱいで放置もあります。

⑦ 有名な刑事事件や国を相手に裁判をしているような弁護士に時間のかかる内容のものは要注意 

⑧ 有名な事件の裁判等で支援しているので弁護士のためにもと時間がかかる離婚事件、子ども面会交流、揉める相続事件を紹介、弁護士も迷惑 

⑨ 日頃、政治は保守系を応援しているのに訴訟事は闘ってくれるのは共産系事務所だと訪ねていき、アカハタの購読や選挙の支援は断る依頼者 

⑩ 能書き弁護士は注意、「子ども親権問題等」セミナーやSNSなどでもっともな事を述べるが実務がさっぱりな弁護士、結局放置され解任となる。

⑪ 非弁屋、NPO、が地方で過払いや法律相談のチラシを撒き事件の依頼を募集する。注意が必要。

⑫ 弁護士一人だけに相談して決めないで他の弁護士、また、違う弁護士会の弁護士会にも相談をする。

⑬ 友達から紹介された弁護士は避けること、友達の事件はうまくいっても自分の事件がうまくいくとは限りません。友達を失うことになります。逆に友達に良い弁護士がいないかと聞かれても紹介しないようにするのが安全です。うまくいくのが当たり前ではありません。横領でもされたらあなたが弁償するはめになるかもしれません。

委任した後

委任したら、弁護士に全て任せているのだからと無関心はいけません。ほんとうに裁判をしているか裁判所に問い合わせをする、また期日に傍聴をする。準備書面は相手からのものも見せてもらうこと、裁判所の受付印の入った書類を依頼者に渡す弁護士がいますが、信用してはいけません。受付印偽造も多くそんな書面より相手方の答弁書や裁判所の期日通知書事務連絡を見せてもらうこと。

事件放置になっていたら

弁護士会に懲戒請求や紛議調停をしても、まともに対応しません。時間ばかりかかり、出された処分は戒告です。懲戒を出す前に警察に相談しましょう。大阪弁護士会の隣には大阪府警天満署があります。天満署の刑事課は弁護士事案はとても親切に対応してくれます。

弁護士解任の仕方。

事件放置だからといって即解任を通知してはいけません、事件の書類一式を返してもらわなければなりません。一度訪問し、この裁判はあきらめました。やめましたと弁護士に伝え。書類の返還をお願いする。弁護士はこの地域で後を引き受ける弁護士はいませんとか、勝ち目が薄いですからあなたの判断は懸命ですねとかいうでしょうが、我慢して言わせておきましょう。事件放置だ!懲戒だ!とやれば大事な書面、証拠は返還しません。嫌がらせが続きます。

解任すると、放置しておきながら本来事件が終了すればこれだけの報酬を得たと「みなし報酬」を請求する弁護士もいます。次の弁護士に依頼するにも時間がかかります。裁判資料書類等の返還を受けてから懲戒や紛議を起こしましょう。

4月5日 愛知の弁護士が『事件放置』を隠すために裁判所の書面を偽造して書類送検されました。懲戒申立ではなく即警察に駆け込んだのです、法律事務所は費用を弁済し弁護士は事務所を辞めています。費用の弁済は勤務していた事務所が払ったようです。起訴されて有罪判決が出れば弁護士資格を失い登録取消となります。

懲戒請求よりも警察に相談。良い見本です。

裁判所の書類を偽造した疑い 香川広志弁護士(愛知)を書類送検 4月5日朝日

[書庫]着手金とって事件に着手しない、大阪名物「事件放置」大阪弁護士会の懲戒処分一覧・更新2023年7月