弁護士自治を考える会

弁護士の懲戒処分を公開しています。日弁連広報誌「自由と正義」2026年7月号に掲載された弁護士の懲戒処分の公告・第二東京  弁護士会・馬奈木巌太郎弁護士の懲戒処分の要旨

日弁連広報誌「自由と正義」は毎月発行です。特集の読み物も充実しています。

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処分理由・不同意性行為 

リベラル系では著名な弁護士で東京合同法律事務所(自由法曹団員)は今回の件で退所されました。

いくつか報道もされていますが、みっともない処分です

懲 戒 処 分 の 公 告

第二東京弁護士会がなした懲戒の処分について、同会から以下のとおり通知を受けたので、懲戒処分の公告及び公表等に関する規程第3条第1号の規定により公告する。

         記

1 処分を受けた弁護士 

氏名     平田巌太郎 

職務上の氏名 馬奈木巌太郎 登録番号 43229

事務所 東京都世田谷区奥沢7-16-15Kビル101

くほんぶつ法律事務所 

2 懲戒の種別 業務停止3月

3 処分の理由の要旨 

被懲戒者は、懲戒請求者が代表に就任している団体の顧問の立場であり、懲戒請求者とその配偶者が上記団体のホームページ上に掲載された記事の削除や損害賠償等を請求されている訴訟の対応を2021年10月19日に受任したところ、遅くとも同月17日、また同年12月24日、同月31日、2022年1月2日及び同月5日にはLINEで懲戒請求者に露骨な性的言動を行い、同月31日に懲戒請求者の意に反する性行為を強要した、

被懲戒者の上記行為は、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。

4処分が効力を生じた日 2026年2月6日 2026年7月1日 日本弁護士連合会

業務停止2月6日~2026年5月5日

セクハラなくす会」元顧問の弁護士を処分 依頼者に性行為強いる 2月6日朝日
 依頼者の女性にキスをしたり、意に反する性行為を強いたりしたとして、第二東京弁護士会は6日、馬奈木厳太郎(いずたろう)弁護士を業務停止3カ月の懲戒処分にしたと発表した。馬奈木氏は、俳優や演出家らによる「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」の顧問を務めていた。  同弁護士会によると、馬奈木氏は2021年10月以降、自らの依頼者だった女性の手を握ったり、キスをしたりしたほか、性的関係を誘うメッセージを送った。22年1月には、訴訟に関する女性の意向を拒む態度を示し意に反する性行為に応じさせたという。  馬奈木弁護士は、同会の元代表の女性に性的関係を強要したとして損害賠償請求訴訟を起こされ、昨年5月に和解していた。(森下裕介)

引用朝日https://www.asahi.com/articles/ASV262F5JV26UTIL00ZM.html

弁護士が依頼者へのセクハラを公表し謝罪  2023年3月1日 共同

東京電力福島第1原発事故の避難者らが国に損害賠償を求めた集団訴訟の代理人として知られる馬奈木厳太郎弁護士が1日、依頼者に性的関係を迫るなどのセクハラを続けていたことをインターネット上の文書で公表し、謝罪した。https://nordot.app/1003641762379546624  共同

セクハラ問題に取り組む弁護士が依頼者に「セクハラ」 公表し、謝罪 (朝日)

演劇や映画界のハラスメント問題に取り組んできた馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士(47)が1日、裁判で代理人を務めた依頼者に「セクハラ」をしたと、自身のブログで明らかにした。「被害相談を受けてきた者として、被害者の信頼を裏切った」と謝罪した。  ブログによると、馬奈木氏は数年来の知り合いだった相手に好意を抱き、相手も好意を寄せていると思い込んで、体に触れたほか、体の部位に言及したり性的な関係を迫ったりするメッセージを送った。相手からは拒まれたが、「依頼を受けていた裁判の対応にまで言及して、追い込んでしまった」という。  昨年末に相手から弁護士会に懲戒請求が出されたことで、苦しみを知ったと告白。「卑劣な、人として許されない行為で、深く謝罪します」とした。 ■原発訴訟の事務局長も  今回の公表は「被害を救済すべき弁護士が被害を生じさせた」ことを踏まえて決めたと説明した。今後はハラスメント講習の講師などは行わないという。  馬奈木氏は原発事故をめぐる避難者訴訟の弁護団事務局長も務めていたが、昨年12月に「体調不良」を理由に退任を申し出ていた。

https://www.asahi.com/articles/ASR3171SHR31UTIL030.html 朝日文章

自由法曹団ニュース

 東京合同法律事務所に入所いたしました新63期の馬奈木厳太郎(まなぎ・いずたろう)と申します。
 修習地は、NHK 大河ドラマ『龍馬伝』で湧き上がっていた高知でした。「酒も飲めないのに高知とは」とも考えたのですが、彼の地には自由民権運動記念館というものがあり、龍馬よりも自由民権なる言葉に惹かれて、高知を選んだのでした。実際、研修所に「政治活動」と指摘されないかとひやひやしながらも、“友の会”にまで入ってしまうほどのぼせてしまいました(もちろん、いまも現役会員です)。
 さて、新人紹介ですので、初心のようなものを書かせていただきますと、私は、依頼者の方とともにとことん悩み、とことん考え抜く、そんな弁護士でありたいと思っています。先日、相談を受けた依頼者の方から、「一人で悩み、正直どうしようもなく暗くなっていました。先生にお会いする前と後で、本当に世界が変わってみえるくらいに、気持ちが楽になりました。本当にありがとうございました」というメールをいただきましたが、とても嬉しい経験でした。「弁護士になって良かったな」と思えた瞬間でした。
 弁護士としての日数はまだほんの数えるほどにすぎませんが、法律相談や電話などで依頼者の方とお話をするたびに、自分の発する言葉が、相手の方にとってどんな意味や影響をもつのかを考えずにはいられません。トラブルや悩みを抱え、不安な気持ちになられている方々を前にして、言葉の継ぎ方や用いる語の大切さ、重要さを痛感しているところです。依頼者の方の気持ちを大事にしつつ、次のステップへと踏み出すお手伝いを少しでもできたらと、そう願っています。
 最後に、趣味は、修習中に始めたサーフィンと、休日に妻と近所の砧公園や馬事公苑を散歩することです。といっても、サーフィンのほうは、海の汚染も深刻なようで、東京で続けていけるのか大変怪しいのですが……
 甚だ未熟者ではありますが、色んな方とお会いして、たくさんのことを勉強できればと思っています。弁護団事件にもできるだけ参加したいです。もちろん、団でもできるだけ多くの委員会で活動したいです。これからどうぞよろしくお願いいたします!

書庫「依頼者等と関係を迫った等弁護士懲戒処分例」「弁護士自治を考える会」2026年7月更新