相続事件に関する弁護士懲戒処分例(2)
弁護士が相続事件を受任して懲戒処分になった例です。事件放置、報酬に関する処分例と同じく過去100件以上の処分例がありますので分けて公開します相続事件に関して弁護士を選ぶ参考にしてください
相続事件に関する弁護士懲戒処分例(1)
遺言執行者になった処分例は別にあります。
【遺言執行者の弁護士懲戒処分例】
https://jlfmt.com/category/business-violation/inheritance/executor/
(氏名をクリックしていただければ詳細に行きます)
弁護士氏名 所属 処分 自由と正義掲載
遺産分割協議事件、双方代理
預り金3億円から1億円横領、弁護士報酬と主張
村越 仁一弁護士(第二東京)業務停止2月 2015年6月
調査不足、預り金145万円支払わず
越前屋民雄弁護士(札幌)業務停止5月 2015年7月号
管理財産から無断で1157万円出金
相続財産2000万円横領
事務員に相続放棄等申立書を作
猪俣貞夫弁護士(横浜)業務停止1年4月 2015年3月
遺産4600万円余り 着服
財産管理をせず報酬を取得
双方代理
財産調査を受任、解任後調査費用を返還せず
代理人を通さず直接交渉
怠慢な事件処理
分配財産を返還せず。
公正証書作成費131万円、交渉料93万円 報酬が高い
不適当な報酬
無断で1174万円払い戻し他の業務に流用
相続財産管理が杜撰
田窪五朗弁護士(大阪)戒告 2014年1月号
財産放棄したのに法定相続をさせ土地建物に移転登記
遺言作成費用が高額すぎる
遺産分割調停の申立てをしなかった。
不適切な財産管理
渡邉栄子弁護士(岩手)除名 2013年6月号
遺言執行事件、4473万円 横領し事務所内装工事費と借金の返済をした。
字数制限のため(3)に続く