元弁護士詐欺、調査委「弁護士会の措置不適切」

 福岡県弁護士会に所属していた元弁護士、高橋浩文受刑者(52)による詐欺事件を巡り、古賀和孝会長は21日、弁護士会の対応を検証していた調査委員会の報告書を公表した。
複数の苦情が寄せられていながら、当時の県弁護士会執行部が十分な調査を行わず、適切な措置を取らなかった、と認定した。
 高橋受刑者は2012年5月、訴訟の保証金が必要などとうそをつき、依頼人の預かり金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。福岡地裁は同10月、08年9月~12年2月の間、4社と6人から計4億6920万円を詐取したり横領したりしたと認定。懲役14年の実刑判決を言い渡し、確定した。
 調査委は元地裁所長ら5人の弁護士で構成。報告書によると、逮捕の約1年前には1日に4件の苦情があり、執行部は高橋受刑者との面談を始めた。しかし、受刑者側からキャンセルされて途中で中断し、そのままの状態になっていた。
2013年3月22日 読売新聞)
こちらは昨年福岡で詐欺横領で逮捕された福岡県弁護士会の高橋浩文元弁護士の
件です。全国でたくさんの横領弁護士が出ましたので混乱します。
調査委員会は弁護士会に多くの苦情が寄せられていたのに対応が悪かったと結論を出しています。責任や賠償責任まで述べていませんが。。
岡山弁護士会の福川律美弁護士の巨額詐欺横領事件でも弁護士会に多くの苦情が
あったにもかかわらず弁護士会は何の手立てもしませんでした。
被害者の一人は岡山弁護士会の有料弁護士相談で福川弁護士の業務が遅いのではないかと相談したら、「福川弁護士は客にヤクザが多いが大丈夫だ!」とお墨付きを与えています。その後この相談者も和解金400万円を横領されています。
高橋元弁護士受刑囚の事件当時というのはどの時点をさすのか書いてありませんが
逮捕時ではなく詐欺横領をしていた時期であれば平成22年ではないでしょうか
この時の弁護士会長は市丸弁護士です
ただ今、市丸元会長は日弁連副会長に就任されています
岡山の火矢会長もただ今日弁連の役員に就任しています
この弁護士の団体には引責辞任とか責任を取るということはありません
昨年は高橋の記事をたくさん書きました