
横領等で逮捕され有罪になっても懲戒処分されないで弁護士を辞めた方々
弁護士の横領。詐欺行為が続いています。逮捕され有罪になって弁護士を辞めざるを得ない人がいます。弁護士が非行をすれば必ず懲戒処分を受けるというものではありません。多くの場合は密かに弁護士業界を去っていきます。
警察に逮捕され裁判が始まった場合には弁護士会に出されている懲戒処分の審査は止まります。推定無罪の考えから判決が出るまで綱紀委員会の審議はストップします。有罪判決が出て綱紀委員会、懲戒委員会を再開しても間に合いません。
有罪判決が出たら弁護士資格が無くなります。弁護士法17条1号です。
福岡県弁護士会は昨年から横領、詐欺で3人逮捕されています。既に3人とも弁護士を辞めています。懲戒処分はありません。
福岡県弁護士会で除名処分を調べると過去20年間で1人しかいません。
本来は4人であってもおかしくないのですが。有罪判決で弁護士資格が無くなったから弁護士ではないという理屈ですが。この理屈も自分たちが作ったものです。
有罪判決が出ても懲戒処分を速やかに出して処分を受けて弁護士を辞めたということにしないとこれからの非行の予防効果もないと思います。
それでは2011年から今年まで逮捕されて懲戒処分を受けないで弁護士を辞めた
リストです【自由と正義から】弁護士法第17条第1号
2011年1月号
①   島田和俊 16596 大阪弁護士会  偽装結婚に関与し逮捕
2011年2月号
②   田中章雄  17629 東京  脱税で逮捕、最高裁で有罪
2011年5月号
③   鈴木亮平 41012  東京  飲酒人身事故・当て逃げで逮捕
2011年7月号
④   塚田 渥 17699  釧路  2011年3月25日死亡で弁護士会受理
  多額の横領をし自殺、弁護士会は非行の事実を知っていたが即時に受け付けた
  死亡により懲戒処分なしとなるが弁護士会が弁護士の自殺を公表したのは49日明けた5月でその間に塚田の家族は自己破産を申請。
2011年12月号
⑤    竹中雅史 23769 札幌  横領 逮捕→自己破産
2012年1月号
⑥    柴田敏之 11492 第一東京  成年後見人で8500万円横領逮捕
⑦    大山良平 16584  大阪   横領・依頼人に対する暴行 2回逮捕
⑧    廣嶋 聡 37042   愛知県    1500万円横
2012年2月号
⑨    渡邊和也  16032 福岡県  福岡では有名な左翼弁護士 横領で逮捕                     有罪判決
2012年4月号
⑩     稲尾 吉茂 25794 福岡県  2500万円横領し自首 自己破産申請   
2012年5月号
⑪     関元 隆  11802 広島  暴力団の弁護人して証人を威迫行為で逮捕
官報2012年 5月17日
⑫    5月17日 高橋浩文 20986  福岡県  法17条第1号 自己破産 
高橋浩文元弁護士詐欺容疑で3度目の逮捕
高橋弁護士は自己破産を出したため弁護士資格が無くなり登録抹消となったもの
横領等で逮捕され判決までに懲戒処分が間に合った方
弁護士法第17条3項
①   楠見宗弘 15178 和歌山  元弁護士会長、多くの依頼者から横領して逮捕
逮捕される前に懲戒処分を何回も受けていて判決までに間に合った。除名処分
2011年9月号
②   谷口玲爾 18899 広島   多額の金額を横領。逃亡 有名な人権派
被害額と悪質さでとにかく除名を出して広島とは関係ないことにしたかった
法17条第1号資格取り消しになっても除名処分を出したことが1度あります
2010年12月23日 小川真澄 15678  大阪弁護士会 法17条1号
2011年2月に除名処分
以上のように、逮捕され有罪になっても懲戒処分なしで弁護士を辞める方が多いのです.
会費さえ払えば最後まで弁護士会は面倒を見てくれるのです
